子どものいびき、実は〇〇が原因?将来への影響は?|おもと歯科クリニック|大阪府箕面市の歯医者

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子どものいびき、実は〇〇が原因?将来への影響は?|おもと歯科クリニック|大阪府箕面市の歯医者

子どものいびき、実は〇〇が原因?将来への影響は?

皆さん、こんにちは。大阪府箕面市のおもと歯科クリニックです。

 

お子さんの寝顔を見ていて、「いびきをかいている」と気になったことはありませんか?子どものいびきは、大人と違い、発育に関係している可能性があります。「疲れているだけ」と思って放置してしまうと、将来の健康や成長に影響を及ぼすことも。この記事では、子どもがいびきをかく原因、放置することで起こり得るリスク、そして改善するための方法について詳しく解説します。お子さんの健やかな成長のために、ぜひ最後までお読みください。

 

▼子どもがいびきをかく原因

はじめに、子どもがいびきをかく原因について解説します。

 

【原因1】アデノイド肥大・扁桃肥大

アデノイドや扁桃腺は、免疫機能を担う組織ですが、これらが大きくなると気道を圧迫し、睡眠時にいびきをかく原因となります。特に5〜7歳頃に大きくなりやすく、口呼吸の原因にもなります。

 

【原因2】アレルギー性鼻炎・鼻づまり

花粉やハウスダストなどのアレルギーによって鼻が詰まると、口呼吸になりやすくなります。口呼吸の習慣がつくと、いびきだけでなく、口腔内の乾燥やむし歯のリスクも高まります。

 

【原因3】肥満による気道の圧迫

子どもでも肥満が原因で気道が狭くなることがあります。首周りに脂肪がつくと、気道が圧迫され、いびきを引き起こしやすくなります。

 

【原因4】顎の発育不足・噛み合わせの問題

顎が小さいと気道が狭くなり、舌が喉の奥に落ち込みやすくなるため、いびきの原因となります。また、噛み合わせの異常も関係しており、特に上顎が狭いお子さんはリスクが高くなります。

 

【原因5】口呼吸の習慣

鼻で呼吸するのが難しい場合、口呼吸が癖になることがあります。口呼吸が続くと、舌の位置が正しくなくなり、気道が狭くなってしまうことがあります。

 

▼子どものいびきを放置するリスク

続いては、子どものいびきを放置するリスク、将来への影響について解説します。

 

【リスク1】睡眠の質の低下

いびきをかくと睡眠が浅くなり、成長ホルモンの分泌が十分に行われなくなる可能性があります。これにより、身長の伸びや発達に影響を及ぼすことがあります。

 

【リスク2】注意力・集中力の低下

睡眠の質が悪くなると、日中の集中力が低下し、学習能力や記憶力に影響が出ることがあります。特に学校生活において、成績や授業中の態度に影響することも考えられます。

 

【リスク3】顎の成長への影響

口呼吸が続くと、舌の正しい位置が保てず、顎の発育に悪影響を及ぼします。その結果、噛み合わせが悪くなり、歯並びが乱れる原因になります。

 

【リスク4】歯並びや顔の発育への影響

いびきや口呼吸が習慣化すると、口周りの筋肉が正しく発達せず、顔の成長バランスが崩れることがあります。特に顎が小さい場合、歯列の乱れが起こりやすくなります。

 

【リスク5】将来的な健康リスク

子どもの頃のいびきが、大人になってからの睡眠時無呼吸症候群(SAS)につながることがあります。SASは、高血圧や心血管疾患のリスクを高めるため、早めの対処が重要です。

 

▼子どものいびきを改善する方法

最後に、子どものいびきを改善する方法を紹介します。

 

【方法1】アデノイド・扁桃肥大の対処

耳鼻咽喉科を受診し、必要に応じて手術を検討することがあります。軽度の場合は、経過観察や薬物療法で様子を見ます。

 

【方法2】アレルギー性鼻炎の管理

アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを避けることが大切です。こまめな掃除や空気清浄機の活用、医師による適切な治療を行いましょう。

 

【方法3】体重管理

肥満が原因の場合は、バランスの良い食事や適度な運動で体重管理を行うことが重要です。特に、夜遅い食事を避け、健康的な生活習慣を心がけましょう。

 

【方法4】顎の発育を促す治療

矯正歯科での早期治療が有効です。拡大床やマウスピース矯正などを用いることで、顎の成長を促し、気道を広げることができます。

 

【方法5】口呼吸を改善するトレーニング

口を閉じる習慣をつけるために、あいうべ体操(口を大きく開けたり、舌を動かしたりする体操)や、鼻呼吸のトレーニングを取り入れるのが効果的です。

 

【方法6】睡眠環境の見直し

寝る姿勢や枕の高さを調整し、気道が確保されるようにすることも重要です。仰向けよりも横向きの姿勢が適しています。

 

▼まとめ

子どものいびきは、単なる疲れではなく、成長や健康に関わる重要なサインかもしれません。原因にはアデノイド肥大やアレルギー、肥満、顎の発育不足などさまざまな要因があり、放置すると成長や学習に悪影響を及ぼす可能性があります。改善するためには、耳鼻咽喉科や歯科での適切な治療、生活習慣の見直し、口呼吸のトレーニングなどが有効です。お子さんの健やかな成長のために、いびきが気になる場合は早めに専門家に相談しましょう。お子さんのいびきが口腔に関連したものであれば、大阪府箕面市のおもと歯科クリニックでも対応可能かもしれませんので、まずはお気軽にご相談ください。



記事の監修
おもと歯科クリニック
院長 尾本直大
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